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突然襲ってくる腰の痛み「ギックリ腰」!! ドイツでは「魔女の一撃」と呼ばれているそうです。
ギックリ腰は突然発生します。
しかし、その原因は、長い時間を費やして、腰椎とその周りの筋肉とに歪みが蓄積したものなのです。
腰痛は主に次の3か所で発生します。
1 腰椎
2 表層筋(アウターマッスル:インナーマッスルを囲む筋群)
3 深層筋(インナーマッスル:腰椎に直接くっついている筋肉)
ここでは、最近注目されているインナーマッスルについて見ていきたいと思います。
腰を取り囲む筋肉はおおよそ20種類あります。
大小様々ですが、それらが重なり合って腰椎を支えていて、 腰椎へのいろいろな方向からの力に対抗しています。
今回注目したいのはこれら内の「腹横筋」です。
この腹横筋は腰椎に最も接近した筋肉で、椎骨と椎間板とを固定する役割があります。
ところが、この腹横筋は、腰椎に何がしかの不具合が起こり始めると、腰椎の動きを制限しようとして、
さらに強く働きだし腰椎を強く固定してしまいます。
1 何がしかの痛み 2 反射的に腹横筋などのインナーマッスルが緊張 3 インナーマッスルが腰椎を固定 → 痛みを和らげる
4 インナーマッスルの硬化 5 ちょっとした動作によりインナーマッスルがケガを起こす = 「ギックリ腰」
これらの流れを見ていると、「4 インナーマッスルの硬化」の時点での予防が大切である事がお分かり頂けるでしょう。
ここで言う予防とは、インナーマッスルの柔軟性と強さを取り戻す事です。
デスクワークが長く続いた後に、痛みというほどではないのですが、身体の芯がだるくなり、腰が硬くなることがありませんか。
これは、まさにインナーマッスルである腹横筋が相当疲れてきている証拠です。
では、インナーマッスルのエクササイズを2つご紹介しましょう。
インナーマッスルを「鍛えるエクササイズ」
1 イスに座り、両足を大きく広げ、下半身を安定させます。
2 両手を胸の前に置き、背筋を伸ばします。
3 下半身は動かさず、「電々太鼓」のように上半身を回転させます。
4 背骨を軸として、両肩をわずかに回転させる事をイメージしてください。
5 1往復(1回)を1秒で。180回(3分)やってみましょう。
ポイント
・ 腹筋や背筋が伸びきるまで回転させてはいけません。
・ テレビを見ていてコマーシャルが始まったら、このエクササイズをやってみましょう。
・ お風呂の湯船のなかでやると、なお効果的です。
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