がん対策

がん克服シンポジウム

第20回 記念大会 がん克服シンポジウム
正しい知識でウェルビーイングな人生を
現代の日本では、2人に1人ががんに罹患すると言われており、がんに関する情報があふれています。
今回は、予防医学の分野でリーダーシップを発揮されている津金昌一郎先生と俳優の秋野暢子さんに、がんとはどういう病気なのか、どうすれば予防できるのか、そしてがんになった場合の向き合い方についてお話いただきます。
正しい知識を得て、心身ともに満たされた「ウェルビーイングな人生」を送りませんか?

日 時:令和6年9月29日(日) 14:00〜16:30
会 場:関内ホール 小ホール (横浜市中区住吉町4-42-1)

交 通:・JR京浜東北線・横浜線「関内駅」下車北口 徒歩約6分
    ・横浜市営地下鉄「関内駅」下車 9番出口 徒歩約1分
    ・みなとみらい線「馬車道駅」下車 5番出口 徒歩約3分

 詳しいアクセスは こちら (関内ホールのページに移動します)


【講演・トークセッション】

 ●『がん予防最前線』
  講師 国際医療福祉大学大学院 教授・医師
     津金 昌一郎 先生


 ●『私らしく今を生きる』
  講師  俳優  秋野 暢子 氏

定 員:270名 (要事前申込)

参加費:無料

[お申込み]
申込フォーム・Eメールに、
1.お名前、2.電話番号、3.参加人数、4.年代 を明記し、9月20日(金)までにお申し込みください。
※メールでお申し込みの場合は、件名を「がんシンポ」にしてお送りください。

チラシは こちら

● お申込みフォームは こちら
がん克服シンポジウムチラシ画像拡大表示
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過去のがん克服シンポジウム

【第19回がん克服シンポジウム】講演内容
乳がんなんてこわくない
 〜自分を守り、みがき、越えていく〜

乳がんは早期発見であれは治る可能性も高く、その死亡率は1.5%と決して高くはない病気です。しかしその罹患率は年々上昇を続けており、いまは女性がかかるがんの第1位で、女性の9人に1人がかかるとも言われています。また早期発見のために大切な乳がん検診の神奈川県における受診率は48.4%と決して十分ではないのが現状です。こうした状況を踏まえて、2024年2月18日神奈川県民共済みらいホールにて「乳がんなんてこわくない〜自分を守り、みがき、越えていく〜」をテーマに第19回がん克服シンポジウムを開催しました。

第1部は湘南記念病院乳がんセンターセンター長 土井卓子先生に「乳がんと向き合う」と題してお話をしていただきました。
土井先生は現代女性が乳がんをどうとらえたらよいかについて、「怖がらずに向き合うことが大切」と述べられました。生活習慣やライフスタイルの変化によって乳がんのリスクが上がっているのが現在の罹患者数の増加の一因であると指摘し、かかりにくい生活習慣を知りリスクを減らす生活をしましょう(一次予防)と述べられました。また、マンモグラフィーが早期発見に非常に有効だと言及し、検診をぜひ受けてほしいと述べるとともに、常に乳房の変化に気を付けるブレストアウェアネスを実践しましょうと会場の参加者と自己触診の実演を行いました。その上でいつもと違うと感じたら医療機関へ、そうでない方は検診を定期的に受けるのが早期発見につながる、検診とブレストアウェアネスを組み合わせるのが命を危険にさらさない方法(二次予防)だと話されました。
また、最近の乳がんの治療は手術を最小限にとどめ、薬物治療や放射線治療をメインとするのが主流となっており、吐き気や脱毛などの副作用対策も進んでいるため「がんになっても怖がらずに楽にうまく治療をして命を安全にして楽しく長く生きることが出来る」と述べられました。その一方で、治療は長期間に及ぶことから、乗り切るには周囲の理解と支えが不可欠であるため、乳がんでない人にも病気や治療について知ってほしいと話されました。

第2部は歌手の麻倉未稀さんも迎えて、お二人のトークセッションが行われました。
テレビ番組での企画がきっかけで乳がんが発覚した麻倉さんが仕事や家族の闘病などで検診から足が遠のいてしまう時期があったと話すと、土井先生も医療機関を受診する前に自覚症状があった患者さんが意外と多いと同調。乳がん検診を一人でも多くの人に受けてほしいとお二人が取り組まれている「ピンクリボン活動」について、その思いを語られました。「乳がんだけでなく2人に1人はなんらかのがんになる時代。ならないようにするのは難しいので、なってしまった時に、いかにそれを乗り越えて糧にしていくかが大切。治療中に大変なことは沢山あるけれど、今は相談できる場所や支えになれるところがたくさんあるので、一人ではないと伝えたい」と会場の皆さんにメッセージを送られました。
最後に麻倉さん自身が闘病の際に勇気づけられた曲、そして沢山のがんと闘う人に寄り添いたいという思いを込めて作った曲を熱唱。魂のこもった歌声に涙を流す方もいらっしゃいました。
事前申し込みが早々に定員に到達するほど、世の中の乳がんに対する関心が高いことを痛感させられた今回のシンポジウム、一人でも多くの人が乳がんを正しく知り、向き合ったり互いに支えあったりしながら、豊かな人生を歩んでいただきたいと願わずにはいられませんでした。
麻倉未稀さん画像
土井卓子先生の take home message
・若い時から自分の体に常に関心を持ちましょう
・子宮がん・乳がんは20代から発症します
・他人事だとは思わないでください
・自己触診・検診の重要性をご家族お友達にも広げてください。
 助かる人が必ずあなたの周りにいます
・助かる命を危険にさらさないでください
・ブレストアウェアネスを知ってください
土井卓子先生
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