がん対策

がん患者会情報交換会

がん対策推進本部では、がんに関して同じ病気や障害、症状など、何らかの共通する患者体験を持つ人たちが集まり自主的に運営されている「患者会」が一堂に会し、情報交換を行い、がん患者がより質の高い生活を送ることができるよう、がん患者支援を目的とした情報交換会を開催しています。
令和7年度は、「がん患者会情報交換会」の一環として、
講演会「気持ちがラクになるがんとの向き合い方 〜人間に基づく医療(HBM)の視点から〜」

を開催します!
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令和7年度 がん患者支援事業 オンライン講演会

「気持ちがラクになるがんとの向き合い方
 〜人間に基づく医療(HBM)の視点から〜」
がんと向き合う日々の中で、治療や生活に関する情報だけでなく、心の支えとなるつながりや安心感を求めている方は少なくありません。今回のオンライン講演会では、がん研有明病院の高野利実先生をお迎えし、「人間に基づく医療(HBM)」の視点から、がんとの向き合い方について分かりやすくお話しいただきます。
がんを「特別視するもの」ではなく「共に生きるもの」として捉える視点を共有し、サポーティブケアの重要性を改めて考えます。さらに、患者自身が主体的に選択し、生活を築いていくための支援についても具体的に発信します。
患者さんやご家族、支援者、医療関係者、そして一般市民の皆さまが、より前向きに日々を過ごすためのヒントを得られる機会です。
※HBM:Human-Based Medicine (人間性に基づく医療)

[日   時]  2026年2月1日(日)10:00〜11:30

[開 催 形 式]  オンライン開催(zoom) 

[参 加 費] 無料  

[講   師] 高野 利実 先生
       (がん研究会有明病院 院長補佐・乳腺内科部長)

東京大学医学部卒業後、国立がんセンターなどで研修を重ね、複数の病院で腫瘍内科を立ち上げ、日本のがん薬物療法の発展に尽力。現在は乳がんを中心に診療・研究・教育に従事し、「人間に基づく医療(HBM)」を提唱。著書や講演を通じて、患者と家族に寄り添う医療を広く発信されています。

ちらしは こちら(PDF)

[申込方法] 

●申込フォーム (Googleフォーム)
(高野先生への事前質問も承りますが、治療についての相談などはお控えください。またすべての質問にお応えできない場合があることをご了承ください)

https://forms.gle/mzhdoBny3P1vyEmJ7


[申込フォーム二次元コード ]
講演会「がんとの向き合い方」申込QRコード

[お問合せ]
公益財団法人かながわ健康財団 がん対策推進本部
電   話 045-243-6933 (平日 9:00〜17:00)
電子メール kanagawa-gan@khf.or.jp

[主催] 公益財団法人かながわ健康財団
講演会「気持ちがラクになるがんとの向き合い方 〜人間に基づく医療(HBM)の視点から〜」チラシ拡大表示
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【令和6年度 がん患者会情報交換会】

開催日時:令和7年2月23日(月祝)10:00〜12:00
開催形式:オンライン(zoom)
演題:「上野直人医師に聞く『患者力』」(10:05〜11:15)
講師:上野直人先生(ハワイ大学がんセンター がんセンター長)
参加者数 患者支援団体より24名、一般の方より20名のご参加がありました。


(上野先生講演の概要)
患者力は、より良い医療を受けるための重要な要素であり、WHOが定義するプロセスに基づき、医療従事者との協力や情報の吟味、自ら意思決定を行う能力を指します。がん医療はマラソンのように明確なゴールがないため、患者がペースを維持しながら治療を続けることが重要です。患者力の欠如は医療の質を低下させる可能性があり、日本における医療環境では、医療従事者が患者力向上の努力を十分に行っていない点が課題となっています。患者力を養うためには「情報の吟味」「自己主張」「コミュニケーション能力」という3つのスキルが必要であり、医療従事者と患者の関係性を構築するためのMAC(Medical literacy Assertiveness Communication)が鍵となります。患者力の向上は、患者自身が医療の一員として積極的に関与する姿勢を育み、医療全体の質向上に繋がるものとされています。
(ここまで)

日本と欧米医療の違い、医師と患者両方の視点でのご講義は、上野先生にしかできない大変有益な内容でした。多くの参加者が患者力の必要性や情報収集、自己主張スキルの重要性を再認識され、がん患者に限らず、医療全般に対して「自分の価値観」を軸に行動する姿勢が大切と理解できたと感想を述べられていました。

また、終演後には患者団体より6名のご参加を頂き交流会を行いました。

本事業は、令和7年度より「がん支援者連携事業」と名称を変更し、がん患者およびそのご家族に加え、医療専門職、がん患者団体、ピアサポーターなど、がんと向き合う方々を支援するための最新の治療情報、サポートリソース、生活の質向上のためのアドバイスを提供してまいります。
今後も、参加者が正確で信頼できる情報を得られるよう努めるとともに、同じ境遇にある人々がつながり、支え合える場を提供し、がん患者の皆様がより充実した生活を送れることを目指してまいります
過去の「がん患者会情報交換会」は こちら
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ピアサポーター研修

 がん患者の方やそのご家族に対する支援は、医療者などによる専門的な医療の対応が大きな位置を占めますが、一方がん患者同士が経験や精神面を共有することによるサポートも、患者や家族にとっては大きな助けとなります。
 こうしたことから当財団は、神奈川県、保健医療関係団体、日本対がん協会と連携協力しピアサポーター研修を開催します。
がん患者の方やそのご家族にとって、同じような経験を持つピアサポーターに相談できる機会があることは大きな助けとなります。
今回は、2024年3月9日〜10日、神奈川県がん患者団体連合会、日本サイコオンコロジー学会の協力を得て、神奈川県と共に「第1回神奈川県ピアサポーター養成研修会」を開催しました。
当日は25名の方が参加され、
ピアサポーターの役割やがんの基礎知識などの講義の他、グループワークやより良いコミュニケーションのためのロールプレイ等、2日間にわたって大変熱心に取り組んでいらっしゃいました。
今回受講された皆様には、神奈川県より「認定証」が授与されました。
2024年3月9日10日ピアサポーター研修写真
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過去のピアサポーター研修

【日 時】
〔基礎編〕平成31年3月16日(土)10:00〜17:00
〔実践編〕平成31年3月24日(日)10:00〜16:00


【会 場】 神奈川県総合医療会館 2階 会議室
(第1回 基礎編)2019年3月16日(土) 10:00〜17:00
(第2回 実践編)2019年3月24日(日) 10:00〜16:00
(第1回 基礎編)講座内容
1 オリエンテーション
講師:公益財団法人日本対がん協会 横山光恒 氏
1)受講のきまりと講座の進め方
2)ピアサポート活動について
3)参加者自己紹介(1人2分程度)
4)経験を語り、みんなで聴こう

2 患者サロンって何だろう
講師:北里大学病院 集学的がん治療センターセンター長 佐々木治一郎 先生
1) 患者サロンってなに? 
2) 患者サロンの開催準備
3) ファシリテーターの役割
4) 患者サロンの限界を考える

3 みんなで話してみよう
1)個人情報の取り扱いについて
講師:公益財団法人日本対がん協会 横山光恒 氏
2)参加しやすい患者サロンを考えよう(グループワーク)
3)グループでトークしてみよう1(グループワーク)
4)実際にある事象から学ぶ(グループワーク)
5)振り返りとは
(第2回 実践編)講座内容
4 がんピアサポート活動の基礎
講演「話を聴く・こころを支える」
講師:東京医科歯科大学 医学部附属病院 診療科 内科系診療部門 血液内科 特任助教 
坂下千瑞子 先生

5 グループワーク
1)運営者として注意すること
講師:一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン 理事長
   一般社団法人 全国がん患者団体連合会 天野慎介氏
2)グループでトークしてみよう2(グループワーク)
3)相談記録票を作成してみる (グループワーク)

修了ガイダンス・修了証授与式公益財団法人かながわ健康財団
2日間に渡り、座学、グループワークを交え、がんサロンのファシリテーターの研修を行いました。
横山光恒氏 講義風景
日本対がん協会 横山光恒氏 講義風景
佐々木先生講義風景
北里大学病院集学的がん治療センター
センター長 佐々木治一郎 先生 講義風景
グループワークの様子
グループワークで付箋を使いながら意見を集約しました。
東京医科歯科大学病院坂下千瑞子先生
東京医科歯科大学医学部附属病院 診療科 内科系診療部門 血液内科 特任助教 坂下千瑞子 先生
グループ・ネクサス・ジャパン理事長 天野慎介氏
一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン 理事長 天野慎介氏

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